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木造耐震診断の流れ

STEP1 現地事前調査

STEP1 現地事前調査

診断対象物件周辺の地盤情報採取などを調査いたします。

STEP2 現地周辺調査

STEP2 現地周辺調査

診断対象物件周辺から地盤情報が確認できるヒントがあります。(電柱の傾き・周辺河川の状況・公共施設の有無・道路のうねり等)又、依頼者宅周辺では棟線の波打ち・家の傾き・全面道路の状況を確認します。

STEP3 建物の調査

在来工法2階建て木造住宅の耐震診断は、国土交通省住宅局監修の「木造住宅の耐震精密診断と補強方法」に準じて、右のポイントを調査します。それぞれの調査から評点を求め、どの程度建築基準を満たしているのかを判定します。

A 地盤・基礎

まずは家の足元の強度を確認します。
地盤・基礎は住宅の耐震性を判断する上で非常に重要です。診断は基礎のつくりと地盤の種別を総合して行います。

【地盤】
・地盤図や周辺の地形を確認します。

【基礎】
・目視でひびのウムを確認
・鉄筋の有無をセンサーで確認
・コンクリートの圧縮強度を計測

B・C 壁のバランス

建物の形と壁の配置は耐震性に大きく関係してきます。
建物の形と壁の配置を見ることで、その建物のバランスを判断します。

建築図面と目視で壁の形状を確認し、さらに図面どおりに壁が配置されているかも確認します。たとえ壁の量を満たしていたとしても、壁の配置バランスの悪さによって、耐震性をそこなう事もあります。

B・C 壁のバランス
D・E 壁の量

建物は壁の量が多ければ多いほど地震に強く、少なければ少ないほど地震に弱くなります。
例えば、12畳を超えるような大広間があったり、2間以上続く大きな窓がある家などは、必然的に壁の量が少なくなってしまうだけでなく、壁の配置バランスも悪い建物となり、耐震性は低くなってしまいます。

D・E 壁の量
F 老朽度
F 老朽度

木材の腐朽、シロアリ被害でも家は倒壊します。
この項目では、建物の構造耐力上重要な部分が、時間が経ったことで劣化して、欠陥と判断される状態になっていないか確認します。
具体的な、基礎の形状や土台・柱の腐朽・蟻害等をチェックします。

これらはどちらも「耐力要素への力の流れを防げると同時に、家を破壊して建物が沈下・傾斜などを起こす原因にもなるのです。

STEP4 耐震診断書の作成

STEP4 耐震診断書の作成

調査データを基に耐震診断書を作成いたします。診断時の写真や現地調査表もまとめて報告いたします。
耐震補強案も同時に作成します。

STEP5 耐震補強案及び補強工事の見積

STEP5 耐震補強案及び補強工事の見積

耐震補強案は倒壊しない程度の補強にするのか、補修して住める程度の補強にするかはお客様と協議し、補強工事のご予算に応じた補強案を作成致します。また補強工事の見積書の必要な方は無料にて作成いたします。

耐震補強方法

地盤の改善

地盤の改善には次のような方法があります。

【沈下修正】
沈下した文だけ修正する方法です。比較的安価ですが、応急処置的なものになります。

【支持地盤まで杭を打ち、基礎を乗せる。】
家をジャッキアップして杭をうちこみます。

【地盤改良する】
家を持ち上げて別の場所に移動するか、一階の床をすべて剥がして施工します。これも高額になります。

基礎の補修

基礎の補修

【ひび(クラック)の補修】
ひび割れが生じている箇所にエポキシ樹脂を注入して塞ぎます。

【無筋コンクリート基礎の有筋化】
既設の無筋基礎の外側に、鉄筋コンクリート造の基礎を抱き合わせ、一体化して補強します。

壁の補強

壁の補強

【筋交いを入れて補強する】
梁から土台の間に筋交いを入れることで、バランス・耐力を向上します。

【構造用合板を用いて補強する】
筋交いを入れる場合と同様、壁の耐力を向上します。最近では梁・土台の加工が必要ない補強方法もあります。

土台・柱下の改善

土台が腐朽または蟻害を受けている場合や、柱下が痛んでいる場合など、土台の取替えや柱根継ぎを行う必要があります。
なお、取替え材には必ず防腐・防蟻処理を行ってください。
また、腐朽・防蟻対策として、床下に調湿炭を敷き詰めることも効果があります。

接合部・その他

接合部・その他

そのほかにも、診断の総合評点に反映さえる「屋根の軽量化」や、反映はされませんが部分的な欠陥の改善として「接合部の補強」など、重要性の高い補強があります。

【基礎と柱を緊結する】
壁が強くなることで、柱のホゾ抜けが起こりやすくなります。それを防止するために、ホールダウン金物を使用し、コンクリート基礎と柱を直結します。
またホールダウン金物には、壁の中に金物を収める「内付け」と、外側に設置する「外付け」があります。

【屋根を軽くする】
重量のある日本瓦を、軽量な材質に取り替えることも、耐震性の向上に有効です。

【バットレス(添柱・控柱)を設置する】
建物の内部では強い壁の設置が出来ないときには、筋交いと同様の効果を発揮するバットレスを外側に設置します。

木造住宅の耐震補強工事実績

木造住宅の耐震補強工事実績

▼物件名:N様邸耐震補強工事
▼所在地:船橋市松ヶ丘
▼種 類:専用住宅
▼構 造:W2階
▼戸 数:1戸

木造住宅の耐震補強工事実績

▼物件名:K様邸耐震補強工事
▼所在地:船橋市習志野台
▼種 類:専用住宅
▼構 造:W2階
▼戸 数:1戸

▼物件名:T様邸耐震補強工事
▼所在地:成田市大袋
▼種 類: 専用住宅
▼構 造:W2階
▼戸 数:1戸

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